
社長の租税教室【租税教育】
突然、会社の社長に呼ばれました。
私、何かしたっけ?
思い当たるふしがないから余計に怖いです。
入社当日に、シュレッダーを壊したことかな・・・でもそれはもう何年も前の話。
もしや、仕事中に株のチャートを見ていたと思われたのか・・・でもお昼休みにしか見てないし。
仕事中に、あゆみちゃんの彼氏の相談にのっていたことを社長に聞かれていたとか!
恐る恐る社長室のドアをノックしました。
そこには部長もいてこっちを見ていました。
一瞬、あっ、終わった・・・って思いました。
でも、本当に会社にご迷惑をおかけすることはしていないんですよ~
部長「実はな・・・・」
まり「・・・ゴクッ(唾を飲み込む)」
部長「わが社は〇〇会という組織に加入していて、今度小学生に向けて租税教室の授業をやることになったんだ。講師には社長が行くことになっているが、事前に租税教室の講師研修会があるらしいから、まりさんに行ってきて欲しいんだ」
まり「私、クビではなくて・・・租税教室の研修ですか!?はい、分かりました。行ってきます」
安堵したせいか、良く分からない研修会に笑顔で行ってきます、と宣言してしまった。
~研修会当日~
研修内容は、主に授業の進め方についてでした。配られた租税教育の資料を見て、子供たちに分かりやすく説明するらしい。
社長に報告をするために資料を見てみると、なんと税の種類は約50種類もあるらしい。
税は大きく、「国税」と「地方税」に分けられています。
「国税」には、所得税、法人税、消費税などが含まれるらしい。
「地方税」は、道府県税と市町村税に分けられており、それぞれ以下のようなものがあります。
・道府県税:道府県民税、不動産取得税、地方消費税など。
・市町村税:市町村民税、軽自動車税、固定資産税、入湯税など。
驚いたことに、公立学校に通う児童・生徒の一人あたりの年間教育費は、小学生で約97万5千円、中学生で約112万2千円、高校生で約106万3千円とのこと。
この学費が、すべて税金でまかなわれていたのか!
教えてもらったことがなかったから、全く知らなかった。
勉強した内容を社長に報告しました。
社長も驚いていました。
社長の租税教室もいつか聞いてみたいです。
それにしても、今は学校で租税教室をやっているんですね。
学生のうちに知っていれば、税金にもっと興味を持てたかも😅