
あんず先生のプチ解説コーナー【所得税の種類~利子所得 配当所得】

所得税の種類について説明するわね。
所得税法では、所得を10種類に区分しているの。
①利子所得 ②配当所得 ③不動産所得 ④事業所得 ⑤給与所得 ⑥退職所得 ⑦山林所得 ⑧譲渡所得 ⑨一時所得 ⑩雑所得
「収入金額」と「所得」は、必ずしも同じじゃないから確認していきましょう。
この10種類の中から、自分の生活に必要そうな所得だけを覚えてもいいわね。
何回かに分けて簡単に説明していきますね。
※詳細な解説は割愛します。
【利子所得】
〇「利子所得」とは
預貯金および公社債の利子、ならびに合同運用信託、公社債投資信託および公募公社債等運用投資信託の収益の分配に係る所得のことね。

うわぁ!漢字だらけ!!すみません、もぅ無理かも・・・
まだ始まったばかりよ。頑張って、まりさん💪
身近な所では、銀行に預けている預金の利息のことね。
〇「利子所得」の所得
源泉徴収される前の利子等の収入金額が、所得になります。

銀行から入金される利息って、税金が引かれているんですか?
そうよ。銀行預金の入金される利息は、税金が引かれた後の差引金額なの。
所得税が15%、復興特別所得税が0.315%、地方税が5%引かれているの。

知らなかったです!びっくり!
銀行利息だと、20.315%の税金(源泉所得税)を差し引かれる前の入金額が、「利子所得」になります。
【配当所得】
〇「配当所得」とは
株主や出資者が、法人から受ける剰余金や利益の配当、剰余金の分配、基金利息、投資法人からの金銭の分配または投資信託(公社債投資信託および公募公社債等運用投資信託以外のもの)および特定受益証券発行信託の収益の分配などに係る所得のことね。

さっきの「利子所得」より漢字が多くないですか?😭
まったく分かりません💦
身近な例で言えば、「株主配当金」のことね。

えっ、株式投資をして配当金がもらえるアレですか!
〇「配当所得」の所得
収入金額(源泉徴収税額を差し引く前の金額) - 株式などを取得するための借入金の利子
= 配当所得の金額
例えば、まりさんが上場株を購入したとしましょう。
その株を持っていると、「配当金」がもらえる場合があるの。
まりさんが貰える金額は、配当金額から源泉徴収税額が引かれた差額が貰えるのよ。

配当金にも税金がかかるんですか!
上場株式の「配当金」の税金は、所得税が15%、復興特別所得税が0.315%、地方税が5%になるから利子所得と同じね。

既に税金も引かれていたんですね。
でも、配当金嬉しいです♡