【POINT:親に”住宅取得資金の非課税制度”を説明しよう】
いく先輩ご夫婦が、家を買うことになりました✨
夫と相談して家を買うことにしたの♪
わぁ、おめでとうございます。
物件は決まってるんですか?
戸建ての建売物件を見つけてね。
でも、住宅ローンもあるし夫婦で頑張らなきゃって感じだよ。
出来る限り出費は減らしたいんだけど、なかなかね・・・。
あれ、そう言えば、家を買う時にお得な制度があったような気が・・・
あんず先生に聞いてみますね。
まりちゃんは、自分で調べずにすぐ人に聞く癖があるようです。
あんず先生に聞いてみたところ、いく先輩へ説明してくれることになりました。
いくさん、お久しぶりね。
まりさんから聞いたけど家を購入予定とか😊おめでとう。
あんず先生、ありがとうございます。
以前は大変お世話になりました。
この度は、突然申し訳ございません。
相談料はお支払いしますので。
家の購入はお金が凄くかかるから、知っておいた方がいい知識をお伝えしておこうと思って。
それと、うちの事務所は相談料はいただいてないから大丈夫よ。
申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
まりさんもよく聞いておいてね。
それと、あゆみさんも呼んできてくれる?
あゆみちゃんも合流して、あんず先生のお話を聞くことに。
家を買う時に確認しておいた方がいい対策は、まずは住宅ローン控除があるわね。
住宅ローン控除は、住宅ローンを組んだ際に年末時点での住宅ローン残高の0.7%分を所得税から控除できる制度なの。
そして、今回住宅ローン控除の他にいくさんにお伝えしたい制度は、直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税制度よ。
これは、令和8年12月31日までの間に、自分が住む家の建築や購入の対価に充てるための資金を、父母や祖父母など直系尊属から贈与してもらった場合、一定の要件を満たせば、一定の限度額までは贈与税が非課税となる制度なの。
親が私に住宅取得等資金として資金援助してくれた場合、本来は私が贈与税を納税しなくちゃいけないけど、一定の金額までは非課税になるっていうことですか。
もし、私の親が夫へ住宅取得等資金を贈与しても、一定の金額までは非課税になるんですか?
それはこの制度の対象にはならないの。
“父母や祖父母など直系尊属からの贈与”という要件があるから、旦那さんは旦那さんの親からの住宅取得等資金の贈与じゃないとダメなの。
ただし、養子縁組している場合は直系尊属になるわね。
いくらまでの金額の贈与が非課税になるんですか?
省エネ等住宅の場合には1,000万円まで、それ以外の住宅の場合には500万円までの住宅取得等資金の贈与が非課税となるわ。
省エネ等住宅かどうかは建築業者や不動産業者に必ず確認してね。
大きな金額の贈与が非課税になるので、様々な要件があるの。
これらは必ず専門家に確認して欲しいわ。
注意して欲しい要件は、
・贈与を受けた年の翌年3月15日までに、住宅取得等資金の全額を充てて住宅用の家屋の新築等をすること。
・贈与を受けた年の翌年3月15日までにその家屋に居住すること、または同日後、遅滞なくその家屋に居住することが確実であると見込まれること。
贈与を受けた年の翌年12月31日までに、その家屋に居住していないときは、原則としてこの特例の適用を受けることはできないので要注意ね。
この場合は、修正申告して贈与税を納税する必要があるの。
まずは、うちの親と夫の親、それぞれに住宅取得等資金の贈与の非課税制度をちゃんと説明して協力してくれるか相談する必要がありますね。
この制度を知っているか知っていないかでは、自己資金が何百万円も違ってきますね。
あんず先生、ありがとうございました。
いろんな制度があるんですね。
これはまさに、親の財力がものを言う制度ですね!
子供からしたら親や祖父母の力をあてにする制度に感じるわね。
でも、お金を出す親や祖父母からしたら生前贈与になって相続税対策にもなるのよ。