勉強しているはずの息子が再び・・・【特定親族特別控除】
~部長と大学生の息子さんの電話での会話📞~
部長「もしもし、元気にやっているか?今年も年末調整の書類を会社に提出する時期になった。アルバイトしているなら、今年の年収がいくらなのか教えてほしいんだ。
去年みたいに“扶養控除が間違っていました”なんてことはもう勘弁してくれよ。
分かっているだろうけど、国家資格はしっかり勉強しないと受からないからな」
息子「大丈夫だよ。今年は勉強も頑張ってるし。バイトはしてるけど、お父さんの扶養の範囲内だよ。
(たしか今年改正されて、年収188万円までは扶養に入れたはず…。とりあえず“扶養の範囲内”って言っておけば大丈夫だろう…。)」
部長「バイトの年収は、本当に扶養の範囲内でいいんだな?」
息子「大丈夫だって。勉強が忙しくて、バイトする暇もほとんどないよ」
部長「そうか。しっかり頑張れよ、応援してるからな。年末は実家に帰ってくるのか?」
息子「年末は勉強が忙しいから、お正月に帰るよ。
(本当はバイトが忙しいんだけど……。)」
――部長は、その言葉を信じて、息子さんを扶養の対象として年末調整の書類を会社に提出しました。
しかし時が経ち、税務署から 「息子さんの扶養控除の額が正しくありません」 との連絡が入ります。
その後の、部長と息子さんとのやり取りは想像に難くありません。
今回の息子さんの失敗は、
確かに税制改正で 年収188万円までは扶養に入れる ものの、
一定の年収を超えると控除額が段階的に減っていく という点を理解していなかったことでした。
部長もまた、息子さんに改正内容をきちんと説明していなかった点は反省すべきところだったのかもしれません。
――廊下で息子さんと電話をしていた部長が、最後にぼそっと
「『まりちゃんと暮らしの税金』を読め」
と言っていたのだけ、かすかに聞こえました。
国家試験、どうか合格しますように。
息子さん、勉強頑張ってくださいね。
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